簡単に出来て栄養バランスの良い、ささみと冷凍グリーンピースを使った「溶き卵の煮物」の作り方を紹介します。
材料
ささみ100gかささみ水煮缶1缶、冷凍グリーンピース1袋(1袋110g~200gと様々な容量の物があります)、溶き卵1個分、(フリーズドライかき玉ブロックでも可)しょう油、酒。好みで砂糖、みりん、顆粒鶏がら出汁。
作り方
ささみ100g位を用意します。ささみの筋を取るのは面倒なので筋取りしたものの方が良いでしょう。ささみをお湯で茹でたら出して、手でさわれるほど冷めたら手で細かく裂きましょう。茹でたお湯はアクを取って残しおきましょう。面倒ならささみの水煮缶で代用できます。
裂いたささみを鍋に入れて、茹でたお湯をかぶる位、入れます。ささみの水煮缶の場合は、中身全部を鍋に入れて、かぶる位になるまで水を足します。
冷凍グリーンピースを100g~200g位鍋に入れます。鍋を火にかけて煮ていきます。煮立ったら、しょう油小さじ1杯位、酒小さじ2杯で味付けします。味見して微調整します。砂糖や味りんや顆粒鶏がら出汁を少し入れても良いでしょう。
味が決まったら、溶き卵かフリーズドライかき玉ブロックを入れます。入れる前に菜箸で鍋をかき回して流れを作りましょう。溶き卵を入れたら火を止めて少しおいて置きます。
食べ方
出来たら食べます。温かい時に食べてもおいしいですが、さめた物もグリーンピースに味が染みておいしいです。
応用編
バリエーションとして生湯葉を一口大にして入れてみるのも面白いです。茹でるだけで食べられるようになる出汁付き高野豆腐に上記のささみ、グリーンピース、溶き卵入れて作ると主菜にすることも出来ます。
注意点
ささみの代わりにシーチキンを使うと、繊維が短くパサついて魚のクセが出るのでおすすめしません。
グリーンピースも実えんどうや水煮グリーンピースで代用するのもおすすめしません。実えんどうは、サヤからむいて下茹でして冷水で冷やすなど、手間がかかり豆の食感がでんぷん質で舌触りが良くないからです。水煮グリーンピースも食感が良くなくみずみずしさが低いです。
冷めたものを温め直すと、グリーンピースの色がくすんだり煮汁が濁ったりして、見た目が悪くなり食感も悪くなるので、冷めたものは冷めたまま食べる方が良いでしょう。
フリーズドライかき玉ブロックは味付け無しの物を使うようにしましょう。
まとめ
すぐ手に入る食材で作れる。ささみとグリーンピースを使った「溶き卵の煮物」は、毎日食べてもあきないので、献立を考える手間がはぶける上に栄養バランスが取れているので健康に良いです。具体的には朝作って食べて冷蔵庫にしまっておき夜にさめて味が染みた物を食べても飽きることがありません。
食材も安く、缶詰や冷凍や冷蔵やフリーズドライで保存しておけばいつでも作ることが出来ます。ささみをゆでた時に余っただし汁は、冷凍保存が出来ます。
極論すれば、材料を鍋に水と一緒に入れて煮て味付けして終わりの、初めての自炊にうってつけの一品です。
文章:北山南河
画像提供元 https://foter.com/f5/photo/4178291289/05dab53da2/