名古屋名物の手羽先の唐揚げが大ブームになり、全国どこでも大手居酒屋チェーン等で食べられるようになりました。
そのためか、スーパーマーケット等で安く手羽先、手羽元が手に入りやすくなりました。
毛羽先の唐揚げ用の大きさの手羽先が品薄になって、唐揚げ用より大きめの手羽先と、使われない手羽元が安く売られています。今回は、お手軽簡単食べやすい手羽先、手羽元料理を紹介しようと思います。毛羽先の唐揚げは、美味しいけど食べにくいですから。
調理法
手羽先、手羽元の骨抜き処理は面倒なのでしません。まず鍋に手羽先、手羽元を鍋に入れ水をたっぷり入れて煮て下茹でします。15分~20分位煮てアクを取り湯を捨てます。
煮えたら手羽先、手羽元を取り出します。水で洗って血や汚れを取ります。鍋に手羽先、手羽元を入れ、新しく水をかぶる位入れて煮ていきます。大きさにもよりますが手羽先、手羽元6~7本で400~500mlの水が水分量です。
煮立ってきたら砂糖は軽めに大さじ1杯位、しょう油大さじ2杯と小さじ2杯位、酒大さじ2杯以上、味りん2杯位で味付けします。しょうがを1かけか2かけや鷹の爪を一つまみ位、好みで入れます
手羽先、手羽元だけで煮ても良いですが、皮を取り面取りした大根の半月切り、四つ切したカブラや冬瓜と一緒に煮ても良いでしょう。茹で卵やニンジンを入れても美味しいです。
大根やカブラや冬瓜やニンジンは、表面にしょう油がしみ込んだら、煮崩れを防ぎために取り出しておきましょう。
食べられるぐらい煮て味がしみ込んでも煮つづけましょう。2時間30分以上、長時間煮る事で皮からコーラーゲンがでて、煮汁にトロミが出る状態にします。長時間煮る事によって骨から肉が外れやすくなって食べやすくなります。
取り出しておいた大根やカブラや冬瓜を、鍋に戻して温まったら、器に盛って出来上がりです。彩りや栄養バランスを良くするため、グリーンピースや茹でたサヤインゲンや茹でたモロッコいんげんをあしらっても良いでしょう。
温かい時も美味しい物ですが、冷めるとコラーゲン等が凝固して煮こごりになって、また違った食べ方が出来ます。
骨から肉を取る時、手で肉を丁寧に取って残った骨で、さらに出汁を取る事が出来ます。出汁の使い方は簡単な物では、インスタントラーメンを作る時のお湯替わりから、カレーやシチューを作る時の隠し味などに使えます。塩やネギやコショウをいれて、鳥がらスープにすることも出来ます。鳥スープ茶漬けも美味しいです。
まとめ
安くて簡単に手に入る手羽先、手羽元は、鳥レバーやブタレバーや砂肝に比べて痛みにくく、下処理の手間もかかりません。万人向けのクセのない食材です。
このメニューは、安い時にたくさん買って冷凍保存し、凍ったまま下茹ですることも出来ます。下茹でした物を、そのまま塩コショウとガーリックパウダーで味付けして鳥スープや、カレーやシチューの具や鳥鍋や肉じゃがにすることも可能です。
今回の料理法は、牛スジでも同じように料理することが出来ます。牛スジの時はスジだけなく、ある程度、肉の付いた牛スを使うことをおすすめします。その方がおいしいからです。鳥の足でも出来ますが入手するのが難しいです。
文章:北山南河
画像提供元 https://foter.com/f5/photo/1872533767/9c1a335b20/