グルメ

手軽に食べられるようになった生の『馬肉』、 お勧めは『たてがみ』。

 

 『馬肉』の『たてがみ』とは、馬のたてがみの下にある脂身の事です。初めて生の馬肉の刺身を食べるならお店で『たてがみ』を食べることをおすすめします。馬肉は低カロリー、高栄養、特にたてがみは必須栄養素豊富です。

 

 生の馬肉は、この頃はスーパーでも冷凍で取り扱っているところや、ネット通販で個人でも手軽に買えるようになりましたが、一番簡単なのは大手チェーン店の居酒屋で食べることです。

 

何故ならば、刺身用の馬肉は九州産なので甘口の九州醤油で食べるのが基本ですが、九州醤油は最低でも360mlの容量があって、家で馬肉と九州醤油を買って食べると、九州醤油が大量に余ってしまうからです。あと薬味のショウガ、ニンニク等の用意も結構面倒です。

 

 大手チェーン店の居酒屋は、近ごろ家族連れも多いですし、アルコールを頼まず食事だけでも店は嫌な顔をしません。開店が夕方のファミリーレストランみたいなものです。そう言う訳で大手居酒屋が一番無難です。メニューは馬刺しか馬ユッケぐらいしかありませんが。

 

 次は馬肉を全面に押し出したチェーン店居酒屋です。大手チェーン店の居酒屋より、馬肉料理の値段が安くて量があります。しかしメニューの大部分が馬肉料理なので、「馬肉ってどんな味なのか」、少しだけ食べたい人向きではありません。

 

 個人経営の九州料理店やメニューに馬刺しがある店は値段が少し高いですが、冷凍ではなくチルドの馬刺しが食べられる可能性があります。冷凍よりチルドのほうがクセが少ないので、初めての人向けです。

 

馬肉は羊肉と違って、もともとクセがない方ですが、最初が肝心なのでクセが少なく食べやすいチルドの馬刺しをおすすめします。馬刺し以外にも、馬筋煮や串焼きがメニューにあったりして、馬肉以外の料理も豊富だったりします。

 

 一番、馬を食べた実感を得たいなら、『馬刺しのたてがみ』が良いでしょう、一番安いところで300円、高いところでも1000円未満です。

 

食感は、馬の脂の融点が30度~40度台なので口当たりがとてもなめらかです。味は卵の卵黄の様にコクとうま味が濃厚で卵黄より濃いです。卵の様なクサミやクセがなくのど越しも良いです。脂肪なのに脂っこくなく胃にもたれません。甘口の九州醤油はコクのあるたてがみととても合います。ショウガやニンニクなどの薬味を付けなくてもおいしいです。

 

酒にもご飯にも良く合います。ご飯をたのんで、その上に醤油を付けたたてがみを載せて食べると、溶けたたてがみがご飯にからんでとてもおいしくてご飯が進みます。

 

たてがみ以外のロース、バラ、心臓、レバーの馬刺しも良いのですが、それらはクセのないおいしい肉と言う感じで馬の肉を食べたという実感にとぼしいです。たてがみは初めての人向けで他にない味を楽しむことが出来ます。たてがみで馬の味を知ってから他の部位を食べてみる事をおすすめします。

 

馬肉の脂肪はコレステロール値を下げたり血行を良くしたりする健康に良い不和脂肪酸のリノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸等の必須脂肪酸が多く含まれていて健康食品です。たてがみは健康に良いのです。

 

文章:北山南河

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