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3000系快速急行の減少理由を別の方角から考えてみる

 

 3000系の快速急行の減少の記事を以前に書きました。今回は違った視点から見ていきたいと思います。

 

 京阪電車には萱島、寝屋川市、淀に電車を入れるための車庫があります。電車は原則として、3つの車庫から出庫、入庫しています。

 

 3000系の唯一の運用となっている快速急行は、出庫のしやすい寝屋川市から走らせています(土、日にあった臨時快急も同様)。特急への送り込み運用をするにあたって、都合のいいダイヤを組んでいると考えられます。

 

 快速急行は3000系運用は急行、準急、区間急行、普通といった下位の種別よりも、本数は少なくなています。これは入庫、出庫兼ね合いによるものかもしれません。急行は淀の入庫、出庫を兼ねた3000系運用があります。(急行の3000系運用の多くは淀における入庫、出庫)準急以下は萱島への入庫を兼ねた運用を行っています(準急以下で使用される場合は淀屋橋もしくは中之島から萱島までの運用が多くを占める)。

 

 快速急行は早朝、夜間時間帯に萱島、淀に停車しません。車庫への送り込み運用をできないため、3000系列車を割り振っていないと考えられます。特急優先のダイヤで考えた場合、送り込みできるかは重要だといえそうです。

 

 快速急行運用の3000系が設定されるとすれば、出町柳から設定される快速急行の寝屋川市行きを設定した場合などに限られるでしょう。現在はないものの、入庫の関係で新しく設定することは0ではないと思います。(夜間に走らせている出町柳発の特急枚方市行きを快速急行寝屋川市にしていれば、3000系の運用もあったかもしれません)

 

*プレミアムカー搭載で通勤快急以下は設定しないこともあるので、快速急行寝屋川市行きを作ったとしても、3000系列車を走らせることはないかもしれません。 

 

文章:陰と陽

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