藤井聡太棋聖による活躍の目覚ましい将棋界において、最高齢記録に挑戦しようとする棋士がいるので取り上げていきたいと思います。
桐山清澄九段は72歳で現役の最高齢棋士となっています。あと5年~6年現役を続行すれば、加藤一二三九段の持つ最高齢記録を更新できます。
桐山九段は第78期名人戦のC級2組で、三つの降級点を喫することになりました。既に60歳以上であったため、他の棋戦で優秀な成績を収めていなければ引退となります。(加藤一二三九段は他の棋戦においても、一定以上の成績を収められずに引退しました)
桐山九段は竜王戦において、現役続行の条件となる5組に在籍しています。残留もしくは昇格すれば、現役を続けることができます。(降格した場合は引退)
桐山九段は5組の初戦で敗れたものの、残留決定戦に勝利しました。これにより来季も現役を続行することとなりました。来季は竜王戦に限り、将棋を指すことになります。(他の棋戦は優秀な成績を収められなかったため、参加権を失った)
竜王戦の5組で優勝することで、本戦に進出できます。年配であってもやれるというところを見せてほしいと思います。タイトルを取った暁には、日本中でフィーバーが湧き上がるかもしれません。(現在の最高齢タイトル獲得は53歳)
*優秀な成績を収めた弟子として、豊島竜王・名人がいます。
文章:陰と陽