優秀すぎる人は会社のトップには向くけど、部下には向きにくい性質をもちます。どうしてなのか、以下にまとめていきます。
トップ、部下で求められているものの違い
トップは色々なアイデアを考える立場(新しいものを発明する)なのに対し、部下はいわれたことをきっちりと行うことを求められます。職場において求められている部分は異なります。
優秀すぎる人は新しいアイデアを出す(会社を変える)ことには向いているものの、会社は基本的に変化を好まないという現実があります(安定を求める)。内部構造を一新しようとするものは、裏切り者として告発されることになるのを歴史が証明しています。本来は長所に働くはずの能力に苦しめられているのです。
性格的な問題
優秀な人間は自分の我を押し通しすぎる傾向もあるため、チームワークを求められる作業には向きません。トップでない限り、高評価を得られることはないでしょう。
優秀な人のストイックさも減点材料となります。一般人はロボットみたいには動けないため、優秀な人間の行動に恐怖を感じるでしょう。
仕事に満足できない
与えられた仕事を淡々とこなすことに、優秀な人間は不満を覚えるようになります。会社の業務への興味を次第に失っていき、最終的に独立への道を歩むことになります。
会社のバランスを悪くする
日本の会社の構造は基本的にピラミッドになっています。優秀すぎる人間はピラミッドからはみ出てしまうため、会社で孤立することになります。
一人の特殊な人間によって、バランスを悪くされるのを会社は極端に嫌います。
自分のスキルを生かせないことへの不満を感じる
優秀な人は一般人ではできないような特殊スキルを備えています。自分の価値を見出せないような仕事では、欲求不満をためていくことになります。
上司や同僚が無能だと思えるから
広辞苑の内容を読解するなどの特殊スキルを持っていると、上司の能力は低く見えてしまいます。何も得るものはないと考えるようになり、次第に距離を取っていくこととなります。
・今回は優秀な人間について取り上げました。次回は健常者の話をしていきたいと思います。
文章:陰と陽