障碍者にとっての最終目標とは、支援機関の人間と縁を切ることではなかろうか。
時期は覚えていないものの、就職するにあたっては障碍者支援機関に登録していた方がいいと耳にした。困ったときのサポート役をつけていることによって、定着率を上げるためだと思われる。
状況は数年後に一転する可能性もある。障碍者支援機関への登録をしていない、当事者を優先する時代の到来もありえなくはない。
どうしてこのようなことを書いたかというと、「障碍者支援機関に登録している=手間のかかる障碍者」と判断される可能性もあるため。第三者が就職支援をサポートするのは聞こえはいいけど、要は面倒で手間のかかる人間ということを外に発信しているともとれる。
障碍者に限ったことではないけど、仕事のできない障碍者(周囲に迷惑をかける人間と置き換えるとわかりやすい)ほど要望(支離滅裂レベル)を会社に頻繁に行い、現場を混乱に陥らせていく。それで仕事できるならいいけど、早期退職、長期休職などに繋がる確率は高い。会社側としては迷惑極まりない人物なのである。わずか一人で、周囲を壊滅させるリスクも伴う。
筆者は障碍者枠で働いていたときのことを取り上げる。残業時間の長さゆえに一年半しか続けられなかった。その間に支援者は一度のみの訪問で、あとは自分で何とかしなければならない状態にあった。会社側としては支援者を極力呼びたくなかったと推測される。(定着支援の人間ではなく、会社にて準備した人間であったことからも、支援機関の人間を意図して避けようとしたのをうかがえる)
多くの障碍者にとっては難しいと思うけど、支援機関との関わりを断てるだけの力をつけたい。誰かにサポートされているようでは、いつまでたっても一人前になれない。
*筆者が面接官ならば支援機関を利用していません、と答えた方を採用したいと思います。登録しない理由が自分一人でやっていけるだけの力を持っているなら、なおさらよいでしょう。(10年以上続いていたら、更に評価アップ)
*面接時に支援者を同行させた時点で不採用かなと判断します。一人でやっていく力のない人間に用はないと考えるからです。仕事は誰かに助けてもらうのではなく、自主的に行うものではないでしょうか。
*サポートを受けたからといって長期的に働けるわけではありません。一人でやりくりできる力を身に着けていきましょう。
*支援機関は専門家レベルで、あまり役にも立ちません。つながりを持つことによるデメリットの大きさを考慮すると、一人でやっていく方がよいかもしれません。
文章:陰と陽