福祉・医療

障碍者支援で当事者がよくなる確率はかなり低い

 

 障碍者支援は障碍者を支援するための場所なのでしょうか。当事者としてそのように思うことは少なくありません。

 

 どうしてそう思うのかを下記に羅列します。

 

・障碍者と健常者はやり方が異なる

 障碍者は一つに打ち込みたい、健常者はコンスタントにこなせてほしいと考えています。健常者のやり方で始動されることで、障碍者の脳に負担をかけることになります。

 障碍者の成長阻害の要因となっているケースも少なくないでしょう。

 

・軽作業が多すぎる

 軽作業のような誰でもできることを身につけても、一般就労は難しいでしょう。障碍者枠は軽作業の仕事そのものが多くありません。あったとしても、箱折りのスキルが有効になるとも思えないです。

ビニールの数を数える、のり付けなどをメインとする仕事などありえません。現実を見れば、役に立たないことは火を見るよりも明らかです。

 

・どんなに力を入れたとしても、当人が伸びなければ意味はない

 支援者は成長したという言葉をよく使用しますが、職場で使えるレベルにならなければ意味はありません。

 成長曲線は一部の発達障碍などを除いて、緩やかに伸びていきます。健常者も同じだけ伸びるので、普通にやっていては差を縮めることはできません。

 

・誤魔化しながらやっている

 利用者を辞めさせないために、形式上の機嫌を取ります。当事者にとって、マイナスになる確率がかなり高いです。

 

・指導とは名ばかりの虐待を繰り返す

 知的障碍などに行われるパターンです。理解力の低いのを利用して、ストレスを発散します。ひどい場合は性的な行動を取る職員もいます。

 

*支援ではなく拘束・束縛・虐待・意見の押し付けの方がしっくりくるかもしれません。支援者と接したことで、未来に希望をなくすパターンも起こりえるでしょう。

 

*支援機関の登録を考えている人は、話を合わせられるかを考慮しましょう。あまりにもかけ離れている場合、躊躇する勇気も必要だと思います。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 配偶者のいる障碍者はA型作業所、B型作業所、就労移行などを利用し…
  2. A型作業所においては、まじめに仕事すると損をする
  3. 発達障碍プロジェクト(発達障碍者向けサイト)
  4. 榊原哲也『医療ケアを問いなおす-患者をトータルに見ることの現象学…
  5. 自分の幸せすらわからない支援員が、他人を幸福にするのははなっから…
  6. 就労定着支援を行っている就労移行事業所を利用しよう
  7. 伊藤周平『社会保障入門』(ちくま新書):ケアを考えるシリーズ3作…
  8. 支援の充実している就労移行支援事業所の紹介

おすすめ記事

あなたはマスクを外しますか?それとも着用しますか?

出典:© いらすとや. All Rights Reserved.3月13日より、マスクは個人判断…

ショートショート『脳の器質的な損傷を改善する手術』

 科学者は以前からどのようにすれば、発達障碍者、知的障碍者を救えるかについて知恵を絞…

広汎性発達障碍でよかったと思えること

 広汎性発達障碍に生まれてよかったと思うことが一つだけあります。それは他の人と同じ苦…

詩・『俗物賛歌』

人よ まず俗物たれしかし恥じるな 僻むな上が向けずとも 後ろと下は見るな…

小説:『彼女との約束(6)』

前回まで・小説:『彼女との約束(1)』・小説:『彼女との約束(2)』・小…

新着記事

PAGE TOP