生活

無料で本や雑誌が手に入るリサイクル図書

 

 『リサイクル図書』とは、公立図書館の蔵書の中で古くなったり不要になったりした『本・雑誌』を、希望者が無料で持ち帰ることが出来る制度だ。 

 図書館は積極的にアピールしていないの様なので、この制度のことを知っている人が少ない。少々手続き面倒だが使わないのは、勿体無いので利用法を書いて行く。

 

いつどこで行われているのか

 図書館で行われているところと市民会館などの催事で行われているところがあるが、ほとんどが図書館で行われている。時期だが常設のところと開催時期があるところに別れている。地方自治体別、特に市ごとにリサイクル図書のシステムが違うので、実際に図書館に行って聞いて見よう。

 

『市政ニュース』や『図書館のプリント』や『図書館のホームページのイベントコーナー』でも告知されているが、分かりにくいので図書館で直接聞くのが一番良いと思う。

 

必要な事と物

 必要な事は、図書館のある自治体、県立なら県民、市立なら市民、市に在学・在職者などであること。常設のところは『リサイクル図書譲渡申込者』等に必要事項を記入することと、『図書館カード』の提示など。

 

 開催時期があるものは、『事前申し込み』が必要な時もあるので申し込みをする。その上で『抽選』があるところもある。

 

 必要な物は、図書館カード、本・雑誌を持ちかえるための『袋』など。持ち帰れる本は、5冊、10冊、無制限と図書館ごとに様々だが『文庫本』ならともかく『ハードカバー単行本』や『大型雑誌』を5冊も持って帰るのは大変なので、自分の体力と相談して持ち帰る冊数を決めよう。

 

リサイクル図書譲渡の実際の様子

 常設のリサイクル図書は『専用の本棚・コーナー』にリサイクル図書が置いてあるから、目ぼしい物を手にとって、図書館窓口に、リサイクル図書譲渡申込者と図書館カードを出して手続きをする。常設なので、掘り出し物を手に入れるには、足しげく通わないと行けない。

 

 開催時期があるリサイクル図書譲渡会は、図書館や市民会館の『集会室』や『ホール』で行われている。常設の物より沢山の本・雑誌が置いてある。欲しい本・雑誌があ、ってもそれが手に入るかは運次第だが、数が多いので何か欲しい物が手に入るはず。参加者は中高年が多く未成年や若者はほぼいない。

 

欲しい本・雑誌がなかったら

 欲しい物がなかったら、こんな物を選んでみよう。『付録にCD・DVD』が付いている雑誌、雑誌の内容に興味が無くても、CD・DVDには役に立つデータが入っているかもしれない。付録の付いている雑誌は人気があるため、一人2冊まで等の制限がある。

 

 ペット雑誌はイヌ・ネコの写真が沢山のっていて可愛くて気持ちが安らぐ。アクアリウム誌は熱帯魚の写真がのっていてカラフルで綺麗。

 

 グルメ・料理雑誌にのっている美味しそうな料理の写真は本能的にみんな好きなはずだ。レシピ、料理店案内も役に立つ。

 

 アニメ雑誌、観光雑誌、科学雑誌、軍事雑誌などの図版と写真が多い物は見ているだけで楽しい。

 

 地方出版社やマイナー出版社の本。東京の大手出版社とは違うテーマ、視点、切り口の本が多い。小部数で高価なので買う事を躊躇する物も無料で手に入る。

 

 適当に手に持った本・雑誌を選ぶ。無料なので冒険して失敗してもいい。普段なら買わないし、借りない物を読んでみるのも気分転換になる。

 

補足

 リサイクル図書は図書館の蔵書だったので、透明なプラスチックシートで保護されていたり、その他の補強処理がされていたりしている。

 

 リサイクル図書には、リサイクル図書を示す『シール』や『印』が貼ってあったり、押してあったりしている。古書とは違うが、中古は中古なので読めればいい位の気持ちで。

 

文章:北山南河

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