目に見える形で、他人のためになることができればいいのに。地上にはそのような人間で溢れかえっている。
好きな人(交際中も含む)のためにプレゼントをあげるとしよう。限られた予算内であれがいいかな、これがいいかなと一生懸命知恵を振り絞る。たった一つのプレゼントのために、莫大な時間を費やす。
どんなに時間を割いたとしても、プレゼントを間違えると異性の評価に繋がらない。運が悪いと、好みが合わないといった理由で突き放される理由になりかねない。お金を消費して、他人から嫌われるなんて本末転倒だ。
99パーセント以上の人間は予知能力を備えていない。どういうわけか、一番最悪な選択肢を歩んでいく(落ち着く)。そのようなことを続けていると、当然のように第三者からの評価はみるみる下がっていく。自分を悲劇の主人公のようにたとえる人が増えるのは必然の流れといえる。
行動しないことが一番いいのかな、そのような猜疑心に陥りながら人生をまっとうする。目に見えないところで間違ってもいいから、目の前で評価に繋げたいと願う人は多いのではなかろうか。
人生は試練の連続と呼ばれるのはこういうところにある。これを乗り越えれば、最高になるだけにどうにかしたいところ。わずか一つのことで、人生は天と地ほど変わる。
文章:陰と陽