福祉・医療

A型作業所にて施設外で勤務する障碍者は一般でやっていけるのではなかろうか

 

 A型作業所にて施設外就労に取り組んでいる利用者は、一般就職にどんどんチャレンジしてもいいのではなかろうか。

 どうしてそのようにいうのかというと、施設外就労をコンスタントにこなせている時点で、一般に近い能力を有していることになる。1年以上継続できたのであれば、環境を変えてみるのもよいのではなかろうか。障碍者雇用をしている側としても、施設外就労での実績があれば採用しやすくなる。(成績がよければそこで採用になることもある)

 施設外就労は一ヵ所とは限らない。複数の場所で勤務することによるストレスもかかることになる。複数の場所で働くのであれば、腰を落ち着けるのもよいと思われる。 

 A型作業所では兼職不可という大きなデメリットがついて回る。(B型、就労移行なども同様)ツイッター、ブログといった場所で副収入を得たいのであれば、一般就労のメリットはあまりに大きい。障碍者枠は収入が少なめに設定されているため(賞与、退職金が設定されている一部の企業を除く)、一つの会社の収入だけでは生活を成り立たせるのは難しい。(A型で家族と同じ世帯にしている場合は、利用料の負担で収入がさらに下がるなどのデメリットもある)

 A型作業所は工賃だけでやっていくようになっていく。施設外就労(ほぼ一般と同じ条件)で働くのであれば、一般であっても大差はない。内部の仕事のみで生計を成り立たせている作業所以外は、どちらであっても変わらない環境になることを頭に置いておきたいところ。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 天才と障碍は紙一重
  2. 休職中であっても条件を満たせば、就労移行事業所を利用可能
  3. 発達障碍は適性がはっきりしている
  4. カード式の障碍者手帳もある
  5. 『統合失調症』と薬物療法
  6. 法定雇用率は低すぎる
  7. 松本俊彦『薬物依存症』(ちくま新書):ケアを考えるシリーズ4作目…
  8. セロトニン

おすすめ記事

「9月になっても暑い」

 九月になったのに、どうして猛暑が続くのだろう。 九月は暦では秋…

違和感のある支援者の発言

 障碍者の支援者の発言に対して、違和感を持っている当事者は多いと思います。&nb…

ショートショート『無謀なチャレンジ』

 路上に落ちているお金だけを拾い集めて、沖縄から北海道まで辿り着く。果たして実現可能…

『笑える日』

涙の毎日が…半日でも…笑える日が…&nb…

『素直に…』

素直になりたい。でもなれない。素直になればすべてを相手に見せ…

新着記事

PAGE TOP