ソフトバンクが半年間に、Dランクを3回取った店舗を強制的に閉店させようとしていると話題になっている。(Cランク2回でDランクを1回取得したとみなすため、半年間の評価がオールCであったとしても基準を満たすことにある)
ソフトバンクのはS、A、B、C、Dの5段階。評価は客の評判ではなく、ソフトバンクの課したノルマをどれだけ達成できるかで決まるようだ。利益に重きを置いたところが、企業らしいといえる。客を第一に考えていては、生き残りは難しいのかもしれない。
Dランクの企業が閉店したとする。残った企業の中から新たなDランク評価を受けるショップが誕生することになる。本部が減らそうとしている店舗数になるまで、強制閉店は続くだろう。
今回の一方的な通告はバブルを見ているかのように思えてならない。成長期に店舗を作るだけ作っておいて、不要になったら理由をつけて撤去しようとしている。一事業者の思惑によって、大量の人間が振り回されるのはいつの時代になっても変わらない。
ソフトバンクの味方をするわけではないけど、赤字店舗を放置することで健全な営業をしている店舗にも影響が出かねない。強者が弱者のために犠牲にならないようにするという観点においては、避けられないといえよう。経営者はそういう宿命から逃れられないため、非情な通知もせざるを得ないときもある。(全員が共倒れにならないよう、リストラで早期退職を募るのと同じ)
ドコモに続いて、ソフトバンクも客をだますようなやり方を強いている。郵便局でも不当な契約が問題になっている。大手企業というのはどこも根っこが腐っているのを感じさせる。
力のない人間は他人を騙すことでしか、生き抜けない世の中が既に作り上げられてしまっている。悲しいかもしれないけど、現実を直視せざるを得ないと思わされた。
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文章:陰と陽