時事問題

バレンタインデーはどのようにして根付いていったのか

 

 2月14日といえばバレンタイン、女性が好きな男性にチョコレートをプレゼントします。

 どうして2月14日になのかというと、結婚を禁止されていた兵士が命令に背いて、処刑された日にちなんでいるそうです。おめでたいのではなく、背筋が凍るような出来事からきています。

 チョコレートを贈るようになったのは、企業戦略によります。流通、製菓業界などが普及に動き、1970年代後半に定着しました。

 日本では贈答品がチョコレート、女性から男性に一方通行、女性の愛情表現の機会であることが特徴となっています。

 本命だけでなく義理チョコを贈答することもあるようです。こちらは女性から男性というわけではなく、同性同士でやり取りも見られます。自分へのプレゼントとして、自己チョコというのも存在します。本命チョコと比べるとかなり軽いです。

 海外ではカードなどを送ることもあります。花束、お菓子なども贈答品となり、日本のようにチョコレートと決まっているわけではありません。

 業者が中心となって根付いたバレンタインですが、チョコレートをプレゼントされる男性側は負担と感じている人が多いようです。好意を持っている女性ならまだしも、興味もない異性から唐突にチョコレートを渡されるのは心身の負担になります。

 女性側が家庭事情を知らないことによるトラブル、お返しの金銭負担などがあるため、女性から男性に対するパワハラ、セクハラと取られかねない危険性をはらんでいます。 

 女性側としても好きでもない、男性からチョコレートを強要されることは心理的負担が大きいです。

職場で強要した場合、セクハラで訴えられる可能性もあります。

 兵士が処刑された日にちなんで、作られたバレンタインデーは日本社会に光をともすのではなく、闇を作り出しているのかもしれません。異性に人気のない男女からすれば、なくしてしまえばいいと考えている人も少なくないでしょう。

 日本では100,200年後に自然消滅し、普通の日になっているかもしれません。男女の格差を現わす一日が消えることで多くの人が救われるのであれば、需要なしといえそうです。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 台風被害の主題が、ローカル空港?ハブ空港?
  2. USJにマリオがやってくる
  3. メダルを拒否した心理を想像してみた(ラグビー)
  4. 自粛警察の増加
  5. 朝日新聞が27年ぶりの値上げを発表
  6.  日本女子プロ野球リーグについて
  7. 勝負の世界では勝利が大事だ
  8. 女性が過激なストーカーを受けた場合、正当防衛で始末する権利を付与…

おすすめ記事

ヤクルトの選手は、次々とプロ野球記録を塗り替える

  ヤクルトスワローズに所属する、山田哲人選手が33回連続で盗塁を成功させる、金字塔…

テレワークの運動不足を解消しよう

『テレワークの運動不足を解消しよう』 テレワークでは運動不足にな…

【海外ニュースウォッチ】米アマゾン・ドット・コムの動向【第十二回】

海外のニュースから、筆者が気になったものをピックアップしてわかりやすくお届けするシリーズです。第…

世界の国と国旗☆第38回目 ガーナ共和国

皆様こんにちは椎名 夏梨(しいな かりん)です。いつも読んで…

『晴れた…』

晴れた空…髪をなびかせながら…少女は、森の中…

新着記事

PAGE TOP