福祉・医療

障碍者が一般会社で働く難しさ1

 

 障碍者雇用枠で一般で働いたことがある。その時に感じた困難をあげる。

 

(1)能力的についていくのが難しいケース(知的障碍などは顕著)

 能力的に劣っていた場合、体力、精神力を大きく消耗することになる。蓄積することで休職、退職へと追い込まれていく。

 

(2)障碍への配慮がない(一般に近いことを求められる)

 一般についていけなければ、白い目を向けられることになる。障碍者枠であっても、一定の能力を要求される。

  知的障碍であった場合、被害妄想に陥るリスクがある。(自分も同じ経験をした。自分はできているのに、どうして怒られるのかわからないといっていた)

 一般に近いことを求められることで、個性の強い発達障碍、他者より劣っている知的障碍などにはつらい環境となる。鬱などを発症する要因になりかねない。

 

(3)懲戒免職にならないだけで、仲間外れは頻繁に起こりうる。

 性格的に変わっていた場合、誰も話し相手になってくれない。環境によってメンタルを病みかねないリスクは一般と変わらない。

 

(4)給料が安い(時間も短い)

 健常者よりも給料は安めで、フルタイムの求人は少ない。そのため、生活するのに困窮しやすくなる。(働く体力のない障碍者も多いことに留意したい)

 

(5)正社員になれない

 特例子会社を除いては、正社員になりにくい。(雇用期限が定められている場合もあるため、安定した就労が難しい)

 

*続編を書く予定です。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 共栄はA型、B型併設作業所になる
  2. どの時代も、いじめはなくならない
  3. コロナウイルスは障碍者の就職活動に影響を及ぼしている
  4. 就労移行支援事業所が半年後、一年後の定着率を表示するのは訳がある…
  5. 障碍者の生きる道
  6. 精神安定剤は薬によって処方してもよい日数が異なる
  7. 第三者のために力を尽くしても認められない
  8. 障碍者枠で就労した後の体制を考える

おすすめ記事

猫からうつる病気は子供の成育などに悪影響を及ぼすこともある 

 猫から人間に病気が伝染することはほとんどありませんが、ゼロというわけではありません…

『君の力になりたい』―いつも笑顔でいてくれてありがとう―

君の笑顔は…僕にとって…最高のプレゼントだ。…

罪を憎んで人を憎まず

出典:© いらすとや. All Rights Reserved.何も悪いことはしていない?…

ホラー:『不可解な出来事1』

 買い物に出かけようとしていたときの出来事です。どういうわけか履いていた靴がなくなっ…

厚生年金の枠拡大による障碍者へのメリット、デメリット

 厚生年金の加入条件が501人以上の従業員を持つ会社から、51人以上へと変更が検討さ…

新着記事

PAGE TOP