福祉・医療

土、日もオープンしている支援機関もある

 

 障碍者を支援するための地域相談支援(地域定着支援)では土、日、祝日、盆期間、年末などが休みであることが多い(相談時間は午前の9時から午後の5時くらい)。それゆえ、実際に企業で働いている当事者は利用が難しくなっている。

 支援者の企業への訪問が実現したとしても、時間は限られているために話したいことを全部話すのは難しい。障碍者は周囲に聞かれていることを気にして、本音をいいにくい環境であるため、改善点を訴えにくい。

 実際に働いている障碍者であっても利用しやすくするためなのか、一部では土、日もオープンしている支援施設も存在する。年中無休で障碍者のためにオープンしている事業所もある。(24時間体制でやっているところもある)

 近隣に土、日も運営している地域相談支援が実在するのであれば、登録してみるのはどうだろうか。就職後も相談しやすい環境を整えることで、一般企業における長期間労働につなげられる確率は上昇する。いつでも誰かに守ってもらえるという、安心感がもたらす効果は決して小さくない。

 

文章:陰と陽

 

 

関連記事

  1. コラム:『これからの医療者』
  2. アルコール依存から脱却するのを目的とした福祉事業所
  3. 「自律神経訓練法」は、実行がほぼ不可能で意味もなく時間の無駄
  4. 障碍者として生まれたために失ったもの
  5. ショートショート『障碍者の闇』
  6. A型作業所、就労移行支援などの年齢要件見直し
  7. 障碍者が一般会社で働く難しさ6
  8. 条件を満たすことで調理師免許の資格を得られるB型作業所の紹介
PAGE TOP