クリスマスでチキンを食べる人は多いのではないでしょうか。ただ、なんとなくという方が多く、深い理由については考えていないと思います。
今回はどのようにして、日本でチキンが根付いていったのかを簡単に記します。
日本では七面鳥を入手するのは難しかった
海外を真似して七面鳥を食べようとするものの、日本では飼育農家が少なかったため、値段が非常に高価だったようです。それゆえ、購入するのが難しいという事情がありました。
七面鳥の代わりに、通常のチキンをローストして食べていました。徐々に日本に寝付いていったようです。
ちなみにクリスマスにチキンを食べるのは、日本独特の文化
アメリカでは七面鳥、イギリスでは牛、スウェーデンでは鮭、鱈、フランスではウサギといったように異なるものが食べられるみたいです。
日本で根付いたのは1970年代といわれています。当時はあまり売れていなかった、ケンタッキー・フライドチキンが仕掛け人となって広まっていったようです。
ローストチキンも食べられているのは、あっさりとしたほうがよいという理由があったのかもしれません(一つで充分な量があるため、家族で食べるのに適していると考えた可能性もある)。
ケンタッキーはワンチャンスをものにして、成長を遂げたのかなと思います。時代とマッチしていなければ、どうなっていたのかわかりません。好機を作り出すことも重要なのかもしれません。
文章:陰と陽