人生

ヒーローになれない凡人は、敵対しない道を選ぶ

 

 人間の行動としては正解だとしても、社会全体においては間違っている。そのようなことは珍しくない。

 幼少期にいじめを目撃したとする。本来なら止めるべきだけど、力がないのであれば関わらない方が無難。自分がターゲットになってしまいかねない。保身のために、見て見ぬふりをしておくのがベターな選択といえる。クラスでいじめが問題になったとしても、知らんぷりしておくのが最善だ。

 社会の場ではより顕著になる。上司の指示が明らかに間違っているとしても、基本的には耳を傾けておいたほうがよい。下手に逆らおうものなら、居場所を失ってしまう。人間という生き物は正解、不正解ではなく己のプライドで判断する傾向がある。

 依頼先から仕事を受けたとする。ときには完全に間違っているということも起こりうる。誤りを発見したとしても、訂正しない方がよい。下手に手を加えてしまうと、忠実ではないと非難されかねない。

いわれた仕事をこなすことだけに専念すればいいのだ。

  一番分かりやすいのは内部告発。社会的には正しくとも、会社に大ダメージを与える。正義であるはずのことが、完全なる悪になってしまう。自分の職を失うことにもつながる。

 基本的に人間界というのは間違いだらけで成り立っている。その部分を気にせずに生きていくことが重要なのかもしれない。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 京阪電車のプレミアムカーとJR西日本のAシートの違い
  2. 相手の心を尊重しよう
  3. 京阪電車:8000、3000系列車に乗った思い出
  4. 子育てについて1
  5. 助けてもらえる人、見放される人
  6. 生きていることが幸せ
  7. 教師の採用方法を変えた方がいい
  8. 人生はすれ違いの連続
PAGE TOP