障碍者施設が変わろうとしないのは、支援者側の利権が絡んでいるからなのかなと思う。
施設に通所している利用者の全てが一般就労してしまった場合、障碍者支援に就業する支援者はすべて不要となってしまう。それを避けるために、障碍者を甘やかすことに重きを置いている。利用者確保が最優先事項で、成長は二の次となっている。
A型作業所などでは一年で50パーセント以上の利用者が辞めた場合、補助金が丸々カットされるという事情もある。離職者が大量に出てしまうと、事業所は経営不可となってしまう。それを避けるために、利用者にとって居心地のよい環境を作る。利用者ファーストではなく、自分たちの生活を優先する。一部を除いて、補助金事業を悪用しているのが実情だ。
通いやすい環境は障碍者にとってもメリットがある。人間は基本的に楽をしたいと思う生き物。支援者が何もいわないのなら、甘えてしまえばいいという考えにいきつく。
A型作業所では一ヶ月で7万円前後の収入がある(雇用保険に加入)。仕事にまともに就けない利用者の命綱となっている。これがなくなってしまったら、収入を絶たれてしまう。
双方にメリットがあるためにやり方を変えない。このままで本当にいいのだろうか。
文章:陰と陽