福祉・医療

目的とは反対に進んでいる【障碍者編】

 

 就労移行やA型作業所の本来の目的は、一般就労を目指すことにある。

 現実はそうはなっていないような気がする。就労移行などを利用することで、就職から遠のいてしまっている。そのような利用者は少なくないのではなかろうか。

 就労支援事業では利用者がいなければ、経営が成り立たない。それゆえ、居心地を重要視する傾向にある。よっぽど道から踏み外さない限り、注意すら行わない。

 利用者は何をしても許されると思い込み、態度がどんどん大きくなっていく。そうなってしまうと、一般就労は水の泡と消えてしまう。障碍者が会社に居づらいのは能力的な部分より、自己中心的な振る舞いによるところが大きい。会社のトップ、よほどの天才(自分しかできない仕事を持っている)でない限り、チームワークを乱す人は不要だ。

 きっちりとノルマを課さないのもマイナス要素。一般会社では時間内にきっちりと仕事をこなすことが求められる。その習慣を身に着けていないため、一般会社のやり方についていけなくなる。

 理想と現実のギャップの中で動いている福祉事業。就職を目指せる環境は作られていくのだろうか。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 発達障碍は、一般人と同じ生き方が不可能
  2. オートファジーシステム(16時間断食)が注目されている
  3. ショートショート『障碍者の闇』
  4. 障碍者は身の丈にあった仕事を探そう
  5. 高齢者の就職支援を静岡県で行っている
  6. リーゼ(精神安定剤)の効果
  7. 地元の名産品を使用したA型作業所の紹介
  8. 政府が補助金を全額カットした場合、A型の65パーセントは倒産する…

おすすめ記事

成功した人ほど他人に感謝している

 社会的に成功した人ほど、周囲に感謝の気持ちを伝えることができる。誰かのサポートなし…

阪急電鉄『甲東園駅』と周辺紹介

 阪急甲東園駅は兵庫県西宮市甲東園1丁目にある阪急今津線の駅です。甲東園の地主・実業…

回転寿司屋でそばを販売しない理由

 回転寿司屋ではラーメン、うどんなどが販売されています。それに対し、蕎麦については販…

『悩みがない人…』

悩みがない人なんてこの世にはいない。それぞれに苦しみにもがきなが…

怖い話『押し入れにいたもの』

大学卒業で先輩が下宿アパートを引き払うので、部屋の片づけを手伝っていた時のこと。…

新着記事

PAGE TOP