福祉・医療

年金制度の将来を案ずる

 

 現在は年金が65歳から支給される。63歳の人はあと2年で年金を手にすることができる。

 30年後、年金は何歳から支給されているのかな。70歳、75歳、運が悪いと80からになっているかもしれない。現役世代の比率の減少によって、段階的に引き上げられていくのは確実だ。

 現役世代はもらえないと諦めているのか、国民年金に加入しない人が増えている。80歳からしかもらえないのであれば、手元に残しておくのが賢明な判断。平均年齢は伸び続けたとしても、90を超えることはおそらくない。80歳からの支給となると、10年程度しかもらえない。

 金額もおおいに削られる。6万円以上の保証が4万円程度まで下がっているだろう。最高で15万程度に抑えられる可能性もある。年金は払った分だけ損をするシステムが構築される。

 政府が厚生年金負担の条件を拡大したのは、国民の将来のためではなく、資金源確保の意味合いが強いのではなかろうか。最終的に全ての企業(A型作業所を含む)に、同じ条件が課されることになるだろう。国民年金が払われないのであれば、厚生年金で取ってしまえばいいという理論を実行している。

 現役世代が減少するにつれ圧迫されていく年金、将来はどうなっているのだろうか。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 精神科の選び方
  2. 厚生年金の枠拡大による障碍者へのメリット、デメリット
  3. 土曜や日曜にデイケアを利用してみよう
  4. 西武が本拠地開催の試合で障碍者割引を行う(当日限定)
  5. メンタルヘルスの本の出版に携わるA型作業所
  6. 支援者と知的障碍(発達障碍)は見ている世界が違う
  7. 障碍者の生涯工賃と比べてみた
  8. 【難病について②】『仕事と治療』両立の難しさ。

おすすめ記事

障碍者本人が主役になろう

 支援機関に登録することによって、自分の成長の道を閉ざしてしまう。障碍者の中にはそう…

プロにはお金を払おう

「東京」とは、そもそも「京都の東」と言う意味です。じゃあ、「西東京市」って、どういう意味なん…

自分の特性を理解しよう

自分の特性を理解するのは重要なことだと思います。何が自分にとって弱点なのか、強みは何なのか等。…

発達障碍は社会全体から嫌われるわけではない

  発達障碍者は90パーセント以上に煙たがれ、10パーセント未満の人に支えられながら…

人で一番大事なのは共感

  人間で距離を縮めるために、必要なツールは「共感」ではないでしょうか。 アイド…

新着記事

PAGE TOP