コラム

才能は天性だったとしても、努力を怠ってはならない

 

 才能は天性のもので、努力を積み重ねでは手に入らない。

 筆者は究極の運動音痴だった。走力などを含めた全般で、一般人より劣っていた。

 どんなに時間をかけたとしても追いつくことはなかった。身体が成長するたびに、目に見える形で差が開いていった。

 立体理解、指先なども極端に劣っていた。こちらについても、歳を重ねるに連れて、どんどん穴を開けられていった。

 担任からはやっていないようにみなされたのか、三者面談の時に指摘を受けていた。人間は努力をしても、結果を残せなければ評価されない。

 暗算などの短期処理は非常に優れていた。一般人が多大な努力を積み重ねたとしても、追いつくことはほぼ不可能だ。

 稀ではあるものの、感性についても褒められることがある。こちらも努力では手に入らない代物だ。

 努力で眼が開くとすれば、よほど潜在能力があるときだけ。人間は生まれつき、所持している能力に大きく左右される。(病気などで衰えた場合は別)

 個人の体験からして、人間は才能90パーセント、努力10パーセントくらいかなと思っている。一般人は超人的な才能を持っている人を追い抜くことはできない。

 努力が10パーセントだからといって、怠けていいわけではない。ライバルが同じレベルであったなら、努力が100パーセント近くを占める。遊び続けていたら、競争からすぐに弾き飛ばされてしまう。

 才能90、努力10はあくまで広い世界を見た時の数値であって、身近な社会では適用されないということを留意してほしい。小さな積み重ねが社会での成功のカギとなる。

 

 

参考図書

・橘玲『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)

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・橘玲『もっと言ってはいけない』(新潮新書)

©もっと言ってはいけない (新潮新書) | 橘 玲 |本 | 通販 | Amazon

 

 

文章:陰と陽

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