なぞなぞ:偶数と奇数が口げんかをすると、必ず偶数が勝ちます。なぜでしょう?
答え:偶数には「言い分(even)があるから」(奇数は『odd』)
(挨拶)
と、いうわけで、フジカワです。パソコンに詳しくないとまるで分からん話ではあるのですが、USB2.0相当のmicroSDカードにデータを読み書きするよりも、M.2 SSDの方が体感できるレベルで速いので感動する今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の記事は、「クリエイティブ職って、カルマだよね?」とかいった話です。
あるニュース記事にて。
さて。以前も触れたかと思うのですが、僕は、いわゆる「就職氷河期世代」です。
大学を出てからの就活、そりゃあ悲惨でしたよ?
これは、僕の性格その他も多分に影響していると思うんですが、二十数社受けても、ことごとくダメでしたし。
先日、あるニュース記事を読みました。
「就職氷河期世代は、非正規雇用に流れたのが大半であるため、キャリア形成ができてないので、正社員への道がほとんどない」
確か、そんな内容だったと思います。
ひどい話です。お上が「再チャレンジできる社会を!」とか、「学び直し、リスキリングを!」とか旗を振っておきながら、実際はそうじゃないんですから。
だいたい、「キャリア形成ができてない」って、そもそも意味が分からなくないですか?
なんせ、「何をしてキャリアとするか?」の定義からして、曖昧なわけですし。
四十九歳の僕氏、話にならない。
「何歳までに、これこれを経験していなければならない」。
どうやら一般社会には、そんな不文律がある様子。
それに照らせば、今、四十九歳の僕なんかはどうなるって言うんでしょう?
なんせ、二十四歳の頃から四十歳まで、ひたすら、ものを書いて食ってきたわけです。
言わば、「具体的に役立つ」ビジネススキルなんぞ皆無。
まともな会社に勤めた事なんざも、まるっきりない。
なんなら、十年以上フリーランスでやっていたので、ますます「集団に属する」ことを知らない。
そうなんですよ、一見花形っぽく見える「クリエイティブ職」って、「つぶしが利かない」職種の筆頭だったりするんですよね。
厄介ですよー? まあ僕も、今さら「普通の」会社に勤める気なんざ皆無ですし、そもそも不可能ですけど。
とは言え、「一般企業に応募するつもりで」履歴書を書いたなら、メタクソ不利です。
だって、「普通の」キャリアの「キ」の字もない上に、「ライティング能力なんざ、実社会でほとんど役に立たない」わけですし。
いや、今の世の中、「Webライター」という職種がありますから、一概に「無用」とは断じられないんですが、「つぶしが利かない」のは事実。
開き直る!
とは言うものの、今現在、僕が致命的に困っているか? って話でもないんですよね。
人間、得手不得手があります。全ての人がそうじゃないのはもちろんなんですが、苦手なことを嫌々やっても仕方ない。
同時に、できないことは絶対に無理です。だから僕は、もう、開き直ってます。
確かに、クリエイティブ系のスキルは、「すぐには」金にはならないでしょう。
じゃあ、需要も皆無なら、意味すらないのか? とは、話が別です。
そうとでも思わないと、やってられねえ。クリエイティブ職でも同じですが、スキルの否定って、人格を否定されることと同義ですし。
では、なぜ卑屈にならざるを得ないのか?
それは、周囲の人間の無知、無理解がゆえです。
クリエイティブ職というのは、単純労働ではありません。
で、あるにも関わらず、「すぐに金になるか否か」だけで判断する人間が多い事には、我ながらうんざりします。僕の親とかね。
時代は変わりました。とは言え、クリエイティブ系も「スキル」であるという認識は、まだまだ浅いようです。
まとめ
ってことで、まとめます。
変動していく時代にあっても、まだまだ世の中、「価値観をアップデートできない」人間が多いもんです。
一頃に比べて、「クリエイティブ系スキル」への認識も、かなり変わってきました。
そうは言うものの、個人的な感覚としては、どこまで行っても「歯車」にはなれないがゆえに、なんとはない日陰者的自意識もある。
同時に、イマイチ市民権を得ている感覚もないです。
若干拗ねる気持ちもあるのですが、そういう星の下に生まれてしまった以上、腹を括るしかない。
一つ確実なことは、「矜持(きょうじ。プライド、誇り)」を失ったら、終わりだよね? ということでしょうね。
んじゃまた。
文章:フジカワ