詩・ポエム

散文詩:『存在の数値を高めようとすれば』

存在の数値を高めようとすれば、それを抑え込もうという動きがうまれる。

争いのない世界の実現を願うが、それは完全に停止した世界でしかありえない。

まだ見ぬユートピアとして思い描くものは、ありえるかもしれないといった期待を、常に裏切られ続ける。

あらかじめ定められた不完全さ。

ただ抑制するものとして現れる外在に対しては

自らの衝動、内発的な心の動き、そういったものを大切にしなければならない。

 

画像提供元:https://visualhunt.com/f7/photo/19498778375/8993e106ab/

文章:増何臍阿

関連記事

  1. 『心から…』
  2. 『でもあなたは…』―前を向き続きるから意味がある―
  3. 詩:『ろこんろこん』
  4. 『届メッセージ』―死を選ぶ前にこのメッセージを読んでください―
  5. 『長いようで短い』
  6. 『イヤホン』
  7. 詩:『名もない日々』
  8. 『助け合い』
PAGE TOP