旅・スポット

雲海に浮かぶ天空の城 :「竹田城跡」観光案内

 

 標高約354メートルの古城山(虎臥山)の山頂のほぼ全てをしめる竹田城(虎臥城)跡の石垣は、朝霧で出来た雲海の中から浮かび上がる姿から「天空の城」と呼ばれて、近年観光名所として有名になってきました。ここでは交通手段の紹介と、竹田城跡へ登山する時の注意点等を紹介します。

 

交通手段

 竹田城跡は、兵庫県和田山町竹田古城山169にあり、最寄り駅はJR西日本播但線『竹田駅』で周囲には無料の駐車場も複数あります。

 

 しかし、無料の駐車場が複数あるとはいえ、車で行くのはお勧めできません、山陰道と播但道が交差し、宿場町として昔から整備されていましたが、車道としては『2車線』がせいぜいで、ここに観光客に巡回バスやタクシーそして観光バスが走るので渋滞します。そして、一番楽な登山コースの南登山道の竹田城跡バス停に進入できるのは、バスとタクシーだけで、乗り換えをする観光客で更に混みます。

 

 JRは特急『はまかぜ』の1号と4号が停車します。普通列車は1時間に1~2本です。景色は、のどかで綺麗なのですが、山間を走る路線で変化に乏しく、時間つぶしの手段を用意しないと退屈するでしょう。

 

朝と夕方だけ、通勤通学客で満員になるので注意が必要ですが、その時間帯が過ぎればすいているので、カメラ等の荷物の多い人はラッシュアワーを避けるようにすると良いでしょう。

 

登山ルート

 どのルートでも、靴はスニーカーで服装は、ピクニック以上の装備にしましょう。サンダルやヒールの高い靴や半袖短パンは、とても危険です。夏は熱中症対策の飲料水が必須で、秋冬は防寒対策がかかせません。

 

 駅裏登山道は、山頂までの距離が一番短く、最も早く35分程度で登る事が出来ます。山歩きになれてない人でもおすすめです。

 

 表米神社登山道は、駅裏登山道より急な山道で、階段もたくさんあります。距離も長く、時間もかかり45分程かかります。

 

 南登山道は、距離が長いですが舗装されていて歩きやすいです。距離は一番長いですが60分程で山頂まで到達できます。竹田城跡バス停までバスやタクシーで行けば、20分程度で歩くだけで城跡まで行けます。竹田城跡バス停には、飲料水の自動販売機とトイレがあるので初心者向けです。城跡には、トイレが無いので注意しましょう。

 

 その他にもルートがあって、合計6つのルートがありますが、どのルートを使っても、同じ入り口を通ることになります。駅裏登山道以外は、登山中に出口の前を通るので、そこで混雑して危険なので注意しましょう。

 

山頂、竹田城跡

 山頂の竹田城跡には、低くロープを張っただけの柵、と滑り止めのシートが貼ってある所があるので、そこを歩くようにしましょう。雲海を見られるのは9月~11月で、一番雲海が出やすい11月でも、見れらる確率は30%弱なので、あまり期待しない様にしましょう。

 

雲海が見られなくても、竹田城跡は綺麗で興味を引き、そこから見える景色も綺麗です。また雲海に浮かぶ竹田城跡を見るためには、円山川を挟んだ対面の朝来山の朝来山に登らないといけません。

 

雲海が有名ですが、春には桜が咲き、城跡の石垣の『野面積』はいつ行っても楽しめます。城跡は、60分ぐらいで一通り観光できます。

 

 入城料は入り口で払います。大人500円、中学生以下は無料、年間パスポート1000円、団体割引あり、各種障碍者手帳保有者と介助者は無料。

 

入城時間は、春3月1日~5月31日まで8時~18時、登城17時30分まで。夏6月1日~8月31日まで6時~18時、登城17時30分まで。秋9月1日~11月30日まで4時~17時まで、登城16時30分まで。冬12月1日~翌1月3日まで10時~14時まで、登城13時まで。悪天候や危険と判断されると入場規制が行われます。

 

文章:北山南河  

 

画像提供元 https://foter.com/f5/photo/6951691439/17bcf57751/

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