健康

「酔い止め薬」を服用した時に気を付けること

 

 酔い止め薬を服用すると、出てくる副作用がありますが、副作用を知らなかったり気が付かなかったりすると、大ケガをすることがあります。具体的に副作用が出た時に、どう対処すればいいか書きます。

 

 安静にしている時は気づきませんが、体がだるく、重たくなります。動作が遅く小回りが利かなくなります。時間に余裕を持って行動する。できるだけ体を動かさないような予定を組みましょう。

 

 目のかすみと視界がまぶしくなる時は、酔い止めを服用前に、文字を読む用事を済ませておく。服用後、車窓からの景色を楽しむことはあきらめる。

 

 めまいがひどいと、泥酔した時のような、視界が回転するような症状が出ます。そのような時は無理に立ち上がって移動しようとはせず、薬が抜けるまで安静にしていましょう。

 

 口乾でのどが乾いたら、水分を摂取しても改善しません。水分の過剰摂取でお腹を壊さないように注意しましょう。

 

 眠気が出たら、我慢せずに寝ましょう、車や自転車の運転は事故のもとです服用した日は、その手の行為は厳禁です。

 

 目が冴えて眠れない。酔い止め薬の中にはカフェインが含まれている物もあります。眠れなくても目をつぶって安静にしていましょう。カフェイン過剰摂取の危険があるので、コーヒー、紅茶、エナジードリンク等のカフェイン入り飲料は飲むのは止めましょう。カフェインには、利尿作用があるのでお手洗いの場所を確認しておきましょう。

 

 酔い止め薬を服用している時は、アルコールの摂取を止めましょう。相乗効果により、普段なら起きないような泥酔状態を引き起こします。大変危険なので止めておきましょう。アフリカのサバンナのある部族は、手っ取り早く酔うためにアルコール度の低い醸造酒に酔い止め薬に含まれている成分の一つを添加物として酒に混ぜて飲んでいますが、危険なのでマネしないほうがいいでしょう。

 

 自覚なしに脳の思考能力、判断力、集中力、能率が落ちるインペアード・パフォーマンス(鈍脳)が起きます。インペアード・パフォーマンスは自覚するのが難しいので、酔い止め薬を服用したらインペアード・パフォーマンスになっていると考えて行動しましょう。アルコールや睡眠導入剤を使用したのと同じくらい精神に作用します。

 

自動車等の運転は飲酒運転と同じくらい危険です(アルコール40度を90ml相当程度)。勉強や仕事にも支障をきたします。酔い止め薬を服用したら、それ以後に重要な決断をしないようにしましょう。

 

酔い止め薬には、緑内障や喘息や胃潰瘍の患者に副作用が出るものもあります。説明書をよく読んで注意して服用しましょう。

 

酔い止め薬を服用すると、このような副作用が出て、インペアード・パフォーマンスの様に無自覚の内に、危険なことをしてしまう恐れがあります。

 

酔い止め薬を服用しない。または服用量を減らすために、前の晩に十分な睡眠をとる。席は窓際にして外をボーっと眺める(凝視しない)。食べ過ぎ飲み過ぎに注意することや、緊張して乗り物酔いにならないように、気分転換の手段を用意しておきましょう。

 

文章:北山南河

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