サスペンス・ホラー

怖い話『ミシ、ミシ・・・』

 

大学の友人の話。

友人の実家は、山間の田舎町にあります。

豪雪地帯ではありませんが、数年に一度の割合で、大雪が降ることがあるそうです。

家はかなり古いため、大雪の日は雪かきが欠かせません。

 

ある朝、起きると外は大雪です。

食事中、屋根がミシミシと音を立てていました。

 

「これはすぐにでも雪かきせんと、屋根が落ちてくるぞ」

 

と、お父さんが言います。

朝食後に、すぐ雪かきをしようという、話になりました。

 

食事を終え直ちに、スコップを持って父親と梯子を伝って屋根に上りました。

見ると、屋根の上に降り積もった雪の上に、いくつもの足跡があったそうです。

 

文章:百百太郎

 

関連記事

  1. 怖い話『俺も見えたよ』
  2. 怖い話『あれはオバケに違いない』
  3. 怖い話『案山子』
  4. 怖い話『お母さんがいない』
  5. 怖い話『物が無くなる部屋』
  6. 怖い話『空っぽのベビーカー』
  7. 怖い話『水浸しの郵便受け』
  8. 怖い話『入れ違いの女の子』
PAGE TOP