健康

貧乏ゆすりは健康に良い影響を与える

 

 新型コロナの流行で、外出自粛やテレワークで運動不足等が問題になってきていますが、『貧乏ゆすり』をすることが、運動不足等の問題解消の解決に一役買いそうです。

 

 貧乏ゆすりをすると、しない時よりも1時間当たり約40キロカロリー多くカロリーを消費します。40キロカロリーと言うと少ないように感じますが、デスクワークしながら何時間も出来ると言う長所があります。

 

テレワークをしているなら、周りからうるさいとか行儀が悪いと言われることもありません。一人、孤独に仕事をしている時の気晴らしになります。

 

脚は、第2の心臓と医療関係者が言うように、血行に大きく関わっています。貧乏ゆすりをすることで血流が良くなり、下半身だけでなく全身の血行が良くなります。それによって、手足のむくみの解消や冷え性の改善などの効果があります。

 

全身の血行が良くなると、脳への血のめぐりが良くなり、集中力が上がって知的作業の効率が良くなります。小さいですが、規則的な運動は、脳内物質の『セロトニン』の分泌が増加して、心を落ち着かせ心身に良い影響を与えます。ストレス予防やストレス発散に役に立ちます。

 

貧乏ゆすりによって体温が約2度上昇します。体温が上昇すると、免疫力が上昇するので病気に掛かりにくくなります。

 

『エコノミークラス症候群』の予防効果もあります、貧乏ゆすりで血流が良くなれば血栓が出来にくくなります。

 

エコノミークラス症候群は同じ姿勢を長い時間続けていると、血管に血栓が出来て、それが肺等に流れて行って詰まり、心肺停止や呼吸困難になる症候群のことです。

 

同じ姿勢を長時間取り続けて、各部の筋肉が緊張してこってしまい、乳酸がたまり疲労してしまいますが、貧乏ゆすりをすれば、筋肉の緊張がほぐされ、乳酸も代謝され疲れにくくなります。

 

貧乏ゆすりによる骨への刺激は、骨粗しょう症予防や、基本的には再生しない関節の軟骨の再生(股関節)に効果があります。医療機関では変形性股関節症の治療やリハビリに貧乏ゆすりが行われています。

 

貧乏ゆすりは血糖値の上昇を抑えます。血糖値の上昇が抑えられると、インスリンの分泌を抑えられるので、膵臓にかかる負担が少なくなります、そうすることで糖尿病予防になります。体質的にインスリンの分泌能力の低い日本人にはとても助かります。

 

デスクワークで座りっぱなしだと、ガンに掛かる危険性が上がりますが、貧乏ゆすりの様な極軽い運動でも、その危険性を抑えることが出来ます。

 

準備や道具を必要とせず、お金のかからない貧乏ゆすりをやらない手はありません。テレワークなら好きな時に好きなだけ出来ます。

 

正しい貧乏ゆすりの仕方を習いたかったら、整形外科等で指導してもらうことも出来ます。医療機関ではジグリングや膝ジグリングとも呼ばれています。

 

ただ寝る前に貧乏ゆすりをしてしまうと、体温が上昇して寝つきが悪くなってしまうかもしれません。

 

無意識のうちの貧乏ゆすりが激しい人は心身ともに高ストレス下の環境にいる可能性があります、もしも気が付いたら、今いる環境を見直してみましょう。

 

文章:北山南河

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