就労

才能を持つ人は仕事が転がり込んでくる

 

 世の中の99パーセント以上は、数多くの面接を受けて採用先を確保する。数は人によってまちまちだけど、100社を超える面接を受ける求職者も珍しくない。

 

 祖父は99パーセント以上に当てはまらない人間だ。最初こそ部下として働いていた経歴を持つものの、その後はトップに近い位置に君臨していた。

 

 仕事は自分から探したのではなく、周囲からの推薦によるものだった。祖父の能力は仕事に役立つと認められた証拠といえよう。

 

 周囲の期待通りに、実績を残していくこととなる。祖父の能力を一番発揮したのは町長時代で、福祉施設の建築、スキー場に関わる業務、マラソンといったものを作り上げていった。

 

 マラソンではバルセロナオリンピックで銀メダル、アトランタオリンピックで銅メダリストの有森裕子を招待するまでに至った。祖父の考えだしたマラソンで、メダリストを招待できたのは町にとって名誉なことではなかろうか。(当時は感動しなかったものの、今となってはすごいことだと思う)

 

 介護施設も人数待ちの状態。収支も安定しているため、介護職ではかなりの好待遇で従業員を迎えている。

 

 スキー場もゴンドラリフトを完成させるなど、着実に進化を遂げている。一度でいいから、乗車してみたいと思う。

 

 兵庫県環境審議会部会別委員名簿にも名前を掲載されている。(自然環境部会、鳥獣部会)大学教授、県議会議員などと一緒に自然のことについて考える仕事に携わっていた。

 

 年齢的なもので仕事に就くのは難しくなっているけど、余力を残していたら次々とスカウトされるのではなかろうか。多くの人は面接で頭を下げに行く中、実力で就職先を勝ち取る生き方をした祖父は計り知れないほどのすごさを持っている。

 

*優秀な人間はトップに立ってこそ、力を発揮できるタイプといえる。部下として働いていた当時は長く続かなかったことから、人の下では生意気なタイプとみなされる確率は高い。自己主張の強さはマイナス要因と判断された可能性もある。

 

*下で働くのは難しいと感じたら、会社を立ち上げてみるのも一つの手段。やり方を認められることで、実績、自信に繋がっていく。(失敗もあるので運用は慎重に)

 

文章:陰と陽

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