レジャー

棋士はどの職業よりも長く続けられる

 

 現役(今回はお金を得ているという意味で用いる)でいられる期間はスポーツ界ではかなり短い。プロ野球の世界では、3年前後で引退を余儀なくされる選手もいる。どんなに長くとも、30年以上選手でいるのは不可能だ。

 一般会社は18歳(22歳)で入社し、60もしくは65で定年を迎える。就労期間は40年前後となる。特定が設けられていない限り、50年を超えることはない。

 将棋界では実力さえあれば、中学生で収入を得られる(プロになれる)稀有な職業。藤井壮太さんが史上最年少で棋士になったのは、記憶に新しいところ。彼以外にも中学生でプロになった棋士は数人いる。

  棋士は一定の成績を残し続けることで、70を超えても現役でいることが可能となっている。(引退規定はあるものの、実力が最優先される世界)後期高齢者になっても、続けられる職業といえる。

 これまでの最高年齢棋士は、加藤一二三さんが記録した77歳。45歳から衰えるといわれる、将棋界で77まで指し続けるのは並大抵のことではない。実力もさることながら、人の見えないところで努力を積み重ねたと思われる。

 加藤さんは14歳でプロ棋士となり、77歳で引退したので、60年以上も現役棋士でいたことになる。他の職業で60年間というのはありえない。棋士になれる数は少ないものの、どの職種よりも長く続けられる可能性があるのは大きな魅力だ。

 同じ仕事を長く続けたいのであれば、棋士を目指してみるのはどうだろうか。誰よりも同じ仕事を続けることで、自信につながるかもしれない。

 

文章:陰と陽

 

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